A型肝炎・B型肝炎混合ワクチン a-b-hepatitis-combination-vaccine
A型肝炎ウイルス
感染経路
糞便から排泄されたウイルスが人の手を介して、水や氷、野菜や果物、魚介類を経て口に入ることで感染します。過去には、貝類による集団感染もありました。性交渉時に感染することもあります。
症状
ウイルスに感染し、2~7週間の潜伏期間の後に、急な発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気や嘔吐が見られ、数日後には黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること)が現れます。
成人は小児よりも所見や症状が現れやすく、高齢者では重症度と死亡率が高くなります。感染した場合には、症状の発現前と症状の消失後にも、数週間はウイルスを排泄しますので、他人に感染させないように注意しましょう。
予防
衛生状態の悪いところでは、生水、氷、生肉、生野菜などにウイルスが付着している可能性があります。ミネラルウォーターや一度沸騰させた水、加熱調理してあるものを選びましょう。また、カットフルーツでは、洗った水が汚染されていることがあるので、食べるならば自分の手で剥く果物の方が安全です。
B型肝炎ウイルス
予防
衛生状態の悪いところでは、生水、氷、生肉、生野菜などにウイルスが付着している可能性があります。ミネラルウォーターや一度沸騰させた水、加熱調理してあるものを選びましょう。また、カットフルーツでは、洗った水が汚染されていることがあるので、食べるならば自分の手で剥く果物の方が安全です。
予防接種
国際的に広く使用されているA型肝炎・B型肝炎混合ワクチンTwinrix®は、初回-4週間後-6ヶ月後の3回接種で10-15年程度の抗体持続予防効果の持続が見込まれます。
起こりうる副反応は、頭痛、倦怠感、吐き気、一時的な発熱、接種部位の痛みや腫れなどです。
輸入ワクチン副作用被害救済補償制度
日本国内で承認されているワクチンは予防接種法、施行令によって健康被害に対する救済制度が確立していますが、日本国内未承認ワクチンについてはその救済制度は対象外となります。そのため、国内未承認ワクチンの副作用に関する救済補償制度は、当院がワクチンの輸入を依頼している代行業者による独自の補償制度に従うことになります(別紙をご参照下さい)。
料金表
ワクチン名 | 製品 | 価格(税込) |
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A・B型肝炎ワクチン(輸入ワクチン) |
Twinrix® |
15,500(17,050) |