マラリア予防薬 malaria-prophylaxis
マラリアとは
マラリア原虫をもった蚊(ハマダラカ属)に刺されることで感染する病気で、世界で毎年2.2億人が罹患、66万人が死亡していると言われています。
潜伏期間は1週間~4週間です。
症状
高熱、強い寒気、頭痛、嘔気、筋肉痛、関節痛。重症になると脳症、腎症、肺水腫、出血傾向、重症貧血など、さまざまな合併症がみられます。
マラリア予防薬 マラロン
¥850(¥940税込)/1日分
マラリア流行地の滞在期間+9日分のセットで処方します
マラロンの内服スケジュール
マラロン配合錠 1日1回1錠
– 到着2日前より内服開始
–滞在中は毎日
– 現地を離れてからも7日間は内服継続
(滞在期間+9日分を処方)
マラロンの特徴
・マラリアの予防にも治療にも使用できる
・副作用が少ない(まれに軽い吐き気や腹痛、頭痛のみ)
・国内承認あり
・8歳以下の小児も内服できる
マラリア予防薬 ビブラマイシン
¥300(¥330税込)/1日分
マラリア流行地の滞在期間+30日分のセットで処方します。
ビブラマイシンの内服スケジュール
ビブラマイシン 1日1回1錠
– 到着2日前より内服開始
–滞在中は毎日
– 現地を離れてからも28日間は内服継続
(滞在期間+30日分を処方)
ビブラマイシンの特徴
・安価である。
・日本の国内承認はないが、CDCガイドラインでは推奨されている。
・副作用出現の可能性がある(カンジダ、日光過敏症、嘔気や胃痛、下痢、食欲不振など)
・小児は8歳から内服可能