冬になり、風邪やインフルエンザが流行し始める時期となってきました。
発熱があったときには新型コロナウイルスの疑いもあり、どうすればいいか不安になられる方もいらっしゃるかもしれません。
今回は発熱した場合にどうすればいいかを説明していきたいと思います。
①まずは、身近な家族・同居者にうつさないように行動することを心がけてください。
具体的には
・他の同居者と部屋を分ける
・部屋の中でもできるだけマスクを着用する
・できるだけ換気をする
・ドアの取っ手やノブなど他の同居者も触る部分は消毒をするように心がける
・タオルや食器などは共有せずに別々のものを利用する
などの行動があげられます。
②医療機関・発熱相談センターに電話で相談をします。
かかりつけ医がいる(普段行く医療機関が決まっている)方
直接来院される前にその医療機関に電話で相談してください。
電話で相談を受けた内容を元に医療機関が診療・検査をできるか判断を行います。
診療できる場合医療機関の指示通りに受診をしてください。
診療できない場合は地域の発熱相談センターを紹介されます。
かかりつけ医がいない、相談する医療機関に迷う方、相談した医療機関で診療不可と判断された方
お住まいの地域の発熱相談センターに電話で相談してください。
東京都 03-5320-4592(24時間対応)
千葉市 0570-200-139(24時間対応)
その他の地域の方は首相官邸ホームページよりご確認ください。
https://www.kantei.go.jp/jp/pages/corona_news.html
For foreigners : Multilingual Coronavirus Hotline 050-3623-2395 (24hours)
発熱相談センターが相談を受けた内容を元に患者様の身近な医療機関や新型コロナ外来を紹介いたします。
③医療機関を受診します。
受診する際には、マスクを着用するほか、手洗いや咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖・肘の内側などを使って、口や鼻をおさえる)の徹底をお願いします。
医療機関が受けた相談内容によってはその医療機関でのオンライン診療等をご案内されることもございます。
受診後は医療機関の指示に従い療養するようにお願いいたします。
症状が良くならない場合などはもう一度医療機関に相談するようにしてください。
参考資料
東京都福祉保健局「新型コロナウイルス感染症にかかる相談窓口について」
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/coronasodan.html
千葉県「熱があるときは」
https://www.pref.chiba.lg.jp/kenfuku/hatsunetsu.html
当院でも感染管理を行った特別ブース(隔離スペース)にて、発熱をした患者様に対する診療を行っております。
医療法人社団クリノヴェイション 理事長
専門は総合診療
離島で唯一の医師として働いた経験を元に2016年に東京ビジネスクリニックを開院。
日本渡航医学会 専門医療職