海外渡航に必要な陰性証明は?【国別で詳しく解説】

ワクチンの接種も進んでいることもあり海外でも外国人の受け入れが可能になるケースが増えてきました。
現在各国の入国の際に求められている陰性証明の情報をまとめて説明していきます。
以下の国に関しては当院で検査及び証明書を発行することが可能です。
記載がない国でも可能な場合があるので遠慮なくお問い合わせください。

※2022年6月での情報です。
状況は随時変わる場合がございますので合わせて各国大使館等のHPで入国条件についてご確認いただくことをおすすめいたします。
また、以下のサイトもご参考ください。
外務省 海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

アメリカ

イギリス

インドネシア

エジプト

カナダ

シンガポール

タイ

中国

ハワイ

ベトナム

日本(帰国時)

アメリカ合衆国(米国)

2022年6月12日以降にハワイを含むアメリカへ空路で渡航する18歳以上の方は、陰性証明書の提示は不要となりました。

今後は自治体や医療機関が発行したワクチン接種完了証明書(海外渡航用の新型コロナウイルスワクチン接種証明書)のみ提示が必要です。

2歳から17歳の児童はワクチン未接種での入国が認めらます。また、特別な事情により接種ができない18歳以上の方は条件つきでの入国が認められます。

該当する方は事前に航空会社へ渡航条件と必要書類をご確認ください。

ハワイを含むアメリカから日本へ帰国・入国する方は、ワクチン接種の有無を問わず2022年6月1日より空港での抗原検査や自宅等での自己隔離が不要となりました。

詳細は「アメリカから日本へ帰国・入国する際の注意点」をご確認ください

イギリス(英国)

入国の為に必要な条件は特になし
(ただし、利用する航空会社によっては条件が異なる場合がございます。)

インドネシア

検査方法

PCR検査

検査実施時間

出発の72時間前以内

指定書式

なし(英文)

陰性証明書

【記載内容】
① 検体採取日時
② 検査結果
③ 発行する医療機関情報(医療機関名、住所、医師の署名)
※検査結果の原本添付必要

ワクチン接種証明

出発の14日以上前に必要とされる回数を接種したことの証明書が必要(アプリ可)

エジプト

エジプト人及び外国人のエジプト入国時のすべての入国制限(到着前72時間以内のPCR検査陰性証明、

又はQRコード付の新型コロナウイルス・ワクチン接種証明の提示)不要。

ただし、在エジプト日本国大使館としては、航空会社やエジプト空港当局で混乱が生じる可能性などに鑑み、

航空会社への事前確認やQRコード付の新型コロナウイルス・ワクチン接種証明を有する場合には携行することを推奨している。

カナダ

検査方法

入国の為に必要な検査は特になし

(ただし、利用する航空会社によっては条件が異なる場合がございます。)

ワクチン接種証明

出発の14日以上前に必要とされる回数を接種したことの証明書が必要(アプリ可)

シンガポール

シンガポール入国に当たっては、ワクチン接種完了(シンガポール到着までに所定のワクチンの2回接種を終え2週間を経ていること)等が必要。

※詳細はシンガポール政府SafeTravelサイト(https://safetravel.ica.gov.sg/arriving/overview)を御確認ください。

タイ

入国の為に必要な条件は特になし(Thailand Passシステムを利用する場合)
(ただし、利用する航空会社によっては条件が異なる場合がございます。)

中国

検査方法

RT-PCR検査(鼻咽頭拭い液のみ)・迅速抗原検査

※中国大使館・総領事館が指定した医療機関のみ

検査実施時間

航空機搭乗予定日の2日前に指定検査機関で1回目のPCR検査、出発時刻の24時間以内に特別指定検査機関

(1回目と異なる検査機関)で2回目のPCR検査を実施した上で、

「健康コード」申請後、出発時刻の12時間以内に指定検査機関で迅速抗原検査を実施する必要がある(ただし、出発時刻が0~13時の場合は、搭乗前日の13時以降に検査可能)。

なお、(ア)陽性歴のある者、(イ)濃厚接触者、(ウ)感染の疑いのある者、(エ)乗継者及び第三国(地域)に滞在歴のある者にはそれぞれ調整措置がある。

指定書式

あり(英文)

陰性証明書

必要
陰性証明取得後、渡航者は健康コード申請を自身で行う(出発前日20時まで)

ハワイ

アメリカと同条件

ベトナム

ベトナム入国後の隔離は不要だが、入国日から10日以内は自己健康観察が必要。

日本(帰国時)

検査方法

RT-PCR法、LAMP法、TMA法、TRC法、Smart Amp法、NEAR法、次世代シーケンス法、抗原定量検査
鼻咽頭ぬぐい液、、鼻腔ぬぐい液、唾液、鼻咽頭ぬぐい液・咽頭ぬぐい液の混合

検査実施時間

出国前72時間以内 ※検体採取が出国前の72時間以内

指定書式

厚生労働省からは所定フォーマットの利用を強く推奨されています。

質問票

入国後14日間の健康フォローアップのため、電話番号などを質問票WEBより回答し検疫時に提示します。

誓約書

14日間の公共交通機関不使用、14日間の自宅又は宿泊施設での待機、位置情報の保存など誓約書を提出します。

アプリのインストール

日本入国後14日間、自宅や宿泊施設などでの確実な待機実施のため、アプリのインストールが必要です。
・MySOS(入国者健康居場所確認アプリ)
・位置情報の設定と保存(GoogleMapsなどの設定)
・COCOA(接触確認アプリ)

ワクチン接種証明書の「写し」

入国時の検疫で、接種証明書の「写し」を提出することで、検疫所が確保する宿泊施設での3日間の待機や、入国後14日間の待機期間の一部が短縮されます。
※ただし、検疫所が確保する宿泊施設で6日又は10日間の待機対象となっている指定国・地域から入国する方は対象外となります

内藤 祥
医療法人社団クリノヴェイション 理事長
専門は総合診療
離島で唯一の医師として働いた経験を元に2016年に東京ビジネスクリニックを開院。
日本渡航医学会 専門医療職

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